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理念経営についての解釈

経営理念は会社を発展させる錦の御旗である。

理念経営のすすめ 成功する会社の経営理念と戦略 著者 田舞 徳太郎 (著)

名著「理念経営のすすめ」で紹介されている言葉。

解釈は如何様にも様々。

「経営理念が会社を発展させるのか?」と質問されたら、YESか?NOか?

私はそうは思わない。だから、NOである。

しかし、「発展させるための御旗である」という部分に共感。

理念が会社を発展させるのではなく、商品やサービスを買っていただける顧客(市場)、提供してくれる従業員(社員・派遣・アルバイトスタッフ等)、応援してくれるスポンサー(株主)、パートナー(取引先等)の力があってこそ。

そして、経営陣の打ち出す、方針や経営戦略である。

創業期に言われたことがある。

「従業員が食えないビジネスや価値観に意味は無い。」

その通りだと思う。

理念や価値観を共有すれば発展していくのではない。

理念やビジョンに共感しても、行動量やスピードが欠如すれば、発展しないのは言うまでもないからだ。

短期的な成長ではなく、長期的に成長している企業の特徴。

御旗となる理念を掲げ、目指すビジョンを明示、勝てると信じた戦略を全員が即実践、一方で、急激な変化に順応できる創造力の高い組織。

御旗である理念が組織の最上位概念。

理念やビジョンと現実の狭間で必死に生きることが重要だという解釈だ。

だから、経営者や上司を見て仕事をしているレベルでは創造性に欠ける。

老から若へ。

上司の考え方を受け止め、理解する必要性はある。でも、導く答えに誘導され自ら考えることも意見もなく、納まってしまうレベルであっては発展する組織には相応しくない。

最上位概念を暗記するのではない。理念と今の自分の言動や結果に発生するギャップを強く感じ、自分が何をすれば良いのかを考えよう。

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